ワンワン共和国 愛犬の飼い方しつけ方のお話

05/06/2011

犬の排尿・排便後の地面をひっかく癖

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犬はしばしば自分のなわばりを尿で「マーキング」します。雄のほうが雌よりもマーキングすることが多いですが、避妊手術を受けた雌もマーキングを行います。

犬たちが互いになにを伝え合っているのかは行動専門家でも正確には知りませんが、犬たちは他の犬のマーキングからなにか情報を得ることができるようです。

マーキングした犬が雄であるか雌であるか、雌なら発情しているかどうか、そしてそれがどの犬の尿であるかまで区別できるのです。

犬には排尿・排便後、地面をひっかくという癖もよく見られます。においをつけてマーキングしているのではありません。

なぜなら、犬の足にはそれほど強いにおいはないからです。なぜ彼らがこんな行動をとるのかは本当のところわかってはいませんが、目に見えるしるしを残そうとしているのではないかと考えている人もいます。

遠くからは尿や糞のにおいよりも目立つので、離れた距離からも別の犬にマーキングを認識させることができます。また、こうすることによって、尿や糞のにおいをまきちらしているのかもしれません。

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30/05/2011

犬の被毛の種類によっては特殊な手入れが必要

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犬の被毛の種類によっては、特殊な手入れが必要になることがあります。長毛種の毛がもつれたときには、けっして引っ張ったりせず、手でそっともつれをほぐすか、毛先をカットしてやります。

コリーやジャーマン・シェパードなど、ダブルコートの犬では毛の流れにさからって地肌から外に向けてブラッシングし、抜け毛を除去します。

トイプードルのようなカールした毛の犬は定期的なトリミングが必要で、シュナウザーやテリア種のような硬い針のような毛の犬は、通常、1年に2回ほど余分な毛を引き抜きます。

自分でグルーミングをしようとする飼い主もたくさんいます。正しいグルーミング法を学ぶためには、グルーミング教室に出席したり、プロのトリマーに手ほどきを受ける必要があります。

グルーミングのやり方を書いた写真つきの本では充分ではありませんが、特定の品種にたいするグルーミングの手本を見せてくれるビデオは役に立ちます。プロのグルーマーにたのむ飼い主も多くいます。

グルーマーはグルーミングだけでなく、入浴や爪切りもしてくれ、犬の見た目がとても良くなり、犬もいい気分になります。

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21/02/2011

犬にフセを教えましょう

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あの手この手を試すうちに犬が偶然フセをしたら、すぐにクリッカーを鳴らし、手をどけておやつを与えるようにします。そして、また一から始めるのです。

2回目、3回目は1回目よりも手間がかかるかもしれないですが、この段階をすぎれば、何度か練習を繰り返すだけでたいていの犬はコツをつかみ、効率よく反応を返すはずです。

飼い主の手を咬んだり、前足で掻いたりしても何のごほうびももらえないことが分かれば、犬は最初からおやつの後を追い、さっとフセをするようになります。「おやつの上から手をどけてもらう一番の近道はフセをすることだ」と学習するからです。

つまりフセ以外の行動は、試行錯誤を繰り返すうちに自然と犬の中から消去されてしまうのです。
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06/02/2011

犬のしつけの罰には行動を消去する力はない

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犬のしつけにおいて、罰には行動を消去する力はないです。ただその問題となっている行動がとれなくなるような精神状態に犬を追い込むというだけのことです(犬は罰を受けると動揺するために、しばらくはその行動をとれなくなる)。

罰を受けた犬は激しく動揺するために、その直後はほとんど何もできなくなってしまいます。そういう意味では、犬のしつけの罰は無差別爆撃と同じです。爆弾は消去したい行動にも命中するが、それ以外の多くの行動も巻き添えにするからです。

犬のしつけで日常的に罰を与えていると、多くの場合その犬の行動範囲は狭められてしまいます。恐ろしいのは、それを望んでいる飼い主が大勢いるということです。

こうした飼い主は犬の行動全体を抑制したいと考えています。これは人と犬の関係にとって、とても悲しむべきことである。
 

28/01/2011

犬の消去行動

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犬が郵便屋さんを追いかけようとする、冷蔵庫のドアを見つめる、冷蔵庫のドアをカリカリする、呼ばれたら来るなど、来る日も来る日も犬は色々な仮説を試しています。強化刺激が随伴しないために行動が消えることを「消去」といいます。

郵便屋さんを追いかける、冷蔵庫のドアをカリカリして食べ物を出そうとする、呼ばれたら来るといった犬の行為はあっと言う間に消去されてしまうので、飼い主は犬が何かを試していたことにさえ気づかないことが多いです。それほどに消去のプロセスは効率に優れ、高度に系統化されています。

何の効果も伴わない行動、つまり命を永らえて子孫を残し、次の世代に学習能力を伝えるという目的に何ら貢献できない行動に時間を費やしていては、犬の進化の過程で淘汰されてしまうからです。
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18/01/2011

犬のしつけ別の行動を定着させる

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問題となる犬の行動が抑制されている間に別の行動を定着させなければ、遅かれ早かれ犬は同じ問題を繰り返すようになります。罰というのは、望ましい行動を定着させるための時間稼ぎだと考えるべきです。

言い換えれば、逆条件付けを行えば罰を一切与えなくても素晴らしい効果を上げることができ、その上やっかいな副作用に煩わせられることもないのです。

犬に嫌われないこのトレーニング方法をとても気に入っています。逆条件付けは人間の子育てにも応用することができます。幼い子どもが、高価な食器をテーブルから落としたり、壁にマジックでいたずら書きをしたり、犬の耳に鉛筆を突っ込んだりした場合は、単に子どもを叱りつけるよりも、子どもの注意を別のことに向けてやるほうがよいです。
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14/01/2011

犬と飼い主の関係とストレス

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なによりも大切なのは、飼い主さんがりーダーである、ということを犬に理解させることです。犬は家族の一員なのだから平等じやいけませんか、という飼い主さんもいますが、「イコール」という関係は、犬にはありません。

常にどちらかが上か下でなくてはいけません。犬にとって、いちばんエライ、いちばん上位にいることは、同時にストレスでもあります。リーダーは、何かがあったときにみんなを守らなければいけないからです。そのため、犬はいつもイライラ気味です。

そんなイライラから解放してあげるためにも、犬と飼い主さんの上下関係をきちんと犬に理解させる必要があります。
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09/01/2011

犬の要求吠えとは

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犬は、今すぐ欲しいものがあることを飼い主に伝えたい時にも吠えます。つまり犬は、「ここで吠えたら飼い主がどう反応するかみてみよう……」という「行動実験」をしかけているのです。

犬の要求には次のようなものがあります。 ドアを開けてほしい。庭に出してほしい。構ってほしい。飼い主の食事を分けてほしい。飼い主に早く戻ってきてほしい。クレートや部屋から出してほしい。一緒に遊んでほしい。道で会った犬に近づきたい。

この行動が問題なのは、犬が実験をしかけていることではなく、この実験がたいていは成功するからです。飼い主が犬の要求に応じてしまうと、吠えるという行動か強化され、無駄吠えが定着してしまいます。

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29/12/2010

犬の治療は「7割の満足」に

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犬の病気、特に皮膚病やアレルギー等の疾患は体質に起因するものが多く、原因が複合的で、基礎疾患の場合もあるため、完治を目指すのではなく、「7割の満足」を目指すようにしてください。「7割の満足」とは、からだをかき壊さない、夜眠れる、という程度で、病気をいかに完治するかではなく、いかに管理するかがポイントとなります。

100%の満足を目指すと、手術や薬に頼らざるを得ません。最近は、犬の手術も盛んに行われるようになりました。これは現代獣医学の発達の証ですが、手術をしなくてもいい治療法があればできる限り手術をしない、薬に頼らない、という方針で治療をすすめてほしいと願っています。

手術は費用もかかりますし、麻酔を施すので危険率はO%ではなく、絶対的な治療法とはいえません。また、犬には病気を治すぞ、という自覚がありませんから、手術を受けるということは、わけもわからずストレスがかかっているのだと思うんです。

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17/12/2010

知らない人に警戒心を持つ犬

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例えば知らない人に警戒心を持つ犬がいたとしましょう。仮の名をポンタとする。ポンタは、食器に誰かが近づくと固まってしまうという大きな危険要因を抱えています。また飼い主の目から見ても、昼間よりも夜間のほうが不安を感じやすく、人が手を差し出したり、近づいてきたりするとやや緊張する傾向があります。なお人の手を嫌がったり、誰かが近づいてくると緊張するというのは、どの犬にも多かれ少なかれ見られる傾向です。

ある日見知らぬ人がポンタをなでようと手を差し出して、噛みつかれるという事故が起こりました。ポンタはこれまで人に噛みつくことはもちろん、うなり声を上げることさえなかったため、飼い主はひどく混乱しました。しかも飼い主の見る限りポンタが挑発された様子は全くなかったのです。しかしポンタのプロフィールを見れば、この犬が時限爆弾を抱えており、今回それが不幸にも爆発したのだということがよく分かります。

ポンタのように、うなり声を上げる、空噛みをする、実際に噛みつくといった行動の臨界点が近接している場合、その攻撃行動は「突然、何の前触れもなく」起きたように見えてしまうのです。このような犬の場合は、うなり声を誘発する刺激が、すぐに噛みつきの臨界点にまで達してしまうのです。また、何の前触れもなかったというのは間違いで、ポンタが危険要因を抱えていたことを考えると、この犬がいつか人を噛むことは予測できることでした。

飼い主はただ「良い犬は噛まない」という思い込みに捕らわれていただけであり、もし食事中に見知らぬ誰かが近づいていたら、ポンタは間違いなくその相手に噛みついていたはずです。それでもポンタが良い犬であることに変わりはないのです。

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